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暑い日が続きますね。 コーヒー業界的にはアイスコーヒー用の豆がバンバン出ている今日この頃。 秋が恋しいですね~。 あまり知られていませんが、コーヒーは10月1日がシーズンスタートです。 国際協定によって「コーヒーの日」というものが定められており、それが10月1日。 南半球での秋(北半球・日本では春)に収穫されたコーヒーが精製等の過程を経て、日本に入ってくるのもこの時期になります。 新しく入ってきたコーヒーのことを特に「ニュークロップ」と呼びますが、最も早く入ってくるニュークロップが、おそらくブラジルの コーヒーです。 早い種で10月初旬とかに入ってきたりしますね。お米で新豆が注目されるように、コーヒーもニュークロップは注目を集める傾向に ありますね。 ここまでお読みいただいた皆様に、あまりコーヒー屋が外に出したくないお話をしましょう。 それはないかというと、ズバリ!ニュークロップが必ずしも良いものと言えるわけではない、ということです。 コーヒーは農産物ですので、年によって豊作・不作といった違いが生じます。多くの方がご存じありませんが、必然的に 出来が良くない年というのも生じてしまうわけです。 この良し悪しは、某ボジョレーワインと同じく生産年で比較されることが多いです。例えば、 2019年は不作だった、しかし2020年は大豊作で風味も過去一番良かった といった感じです。 コーヒーって実は結構繊細なんですね。気候によって出来具合は大きく変わってきます。 しかし、当たり前ですが農園や商社は、出来が悪かったから売らない、という選択肢はありえません。 そこを様々な情報を得て見抜いていくのもコーヒー屋の仕事です。焙煎して抽出して、だけでは無いんですね笑 さて、ここまでお読み下さった皆様にさらに重要な情報を提供いたします。あまり詳しく書くと外から怒られますので、書ける範囲で笑 先程書いたように、ブラジルのニュークロップがそろそろ入ってきます。ですが… 私はニュークロップを仕入れませんでした。昨年産(これは大豊作で、出来が非常に良かった)のメタルパックのブラジルを 注文しています。 勘の鋭い方はお分かりと思いますが、今年のブラジルは注意が必要です。本当に少しの報道しかされていませんが、 今年、ブラジルは近年まれに見る大寒波に襲われました。過去最強クラスだったそうです。 実は過去にも寒波に襲われたことがあるそうなのですが(その際、生産地域をより南に移したとか)、それよりも強いというのですから 相当のものなのでしょう。 加えて、当店が仕入れているブラジルの生産地(マッタス・デ・ミナス)は干ばつの被害も報告されているとのことで… かなりリスクが大きいと判断しました。この場合、昨年の大豊作だった豆をキープしておくのが良いかな、と。 また、こちらはまあまあニュースになっていますが、コーヒーの相場が乱高下しています。 今は少し落ち着いているようですが、ちょっと前まで「こんごどうなることやら…」と戦々恐々でしたよ。 コロナの影響ももちろん出ており、UCCもブラジル産コーヒーの値上げを発表しています。この状況なので、仕方がありませんね。 しかし、コロナの影響を除きこの話はあくまで「ブラジル産コーヒー」の話です。 他生産地で過去最高との知らせが入ってきているところもありますので、そこはご安心を。 あんまり書くと本当に怒られそうなので、ここまでにしておきます笑
2021-08-27 12:33:25
コーヒー語り | コメント(0)
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